人気ブログランキング |

褒めること。約束を守ること。連載②

約束は誰のために守るの?

親や支援者は「約束を守れる子どもになって欲しい。」と願っている。
しかし、大人が考えるとおり約束を守れる子はなかなかいない。
なかでも発達に障がいがある子やその周辺領域にいる子どもは、ルールを理解したり身につけることが苦手である。

しつけの中で行なわれる約束のほとんどが、「相手が決めた約束」です。実のところ親や先生など大人の都合や希望が優先されていることが多いのではないでしょうか。
それは子どもにとって関心のないことであったり、無理な内容や高いレベルの取り組みであったりする場合があります。そうなると「取り組み方がわからない、守ることが難しい、関係がない」と感じ、そのとめに「約束をやぶる、守れない、取り組まない」となります。

その結果、当然ですが、「約束をしても、守れないから怒られる。」「怒られるから嫌な気分になる」となり自信を失うことになります。

そこに、何らかのメリット、
つまり「約束が守れた」=ほめられた。
認められた。いい気持ちになり、よいことがあった。
=できる自分を感じて、次も頑張ろうと思える」という流れに乗せる必要があります。

約束の究極は、社会的習慣です。約束を守れるようになるためには習慣化することです。
約束は、子ども達が自分の気持ちに気がつくきっかけとなります。
「使ったものは片付ける。それから遊ぶ。」と約束する。
片付けず遊びに行こうとしたら、「約束は何だったかな?」と子どもに気づきを与えます。
この場合、遊びが阻害された不快感ではなく、忘れていた片づけに気づかせているので、
子どもにやらされているという感覚ではなく、主体的に行動がとれます。
もちろんすぐにはできません。
ルールを子どもがわかる形で伝え、はじめは流れを細やかな段階で作ってやることが大切です。そ
してたくさん経験させていきます。
その時、約束を守ることより、約束によって子ども自身の行動を律することに目を向けましょう。
「相手が決めた約束」は、約束が守れたときに褒め、約束が習慣化すると意識せず行動が移せるようになります。
しかし、約束は相互に取り決めることが原則です。
約束という名の不幸にならないように。
約束を子どもに意識づけ、実行につなげられる有効な支援として「お互いにやり取りしながら約束事を決め、それを守る」という機会を意識しましょう。

約束を守らせるときの考え方とポイント

①「問題行動を減らす」のではなく「よい行動を増やすために」という考え方で取り組む。「失敗しても挽回」で失敗体験を減らす。
②約束の内容とレベルを考えて、子どもにあったものから取り組む。
→ほとんど一人で出来ること。
→もう少しでできそうなこと、時どきできること。→できないこと、守らせたいこと。の順番で。

③一度決めたら習慣化。支援者は徹底して継続させます。安易な約束は、子どもを苦しめます。
④できたら褒める!!子どもに伝わる方法で、本当に出来たと感じたときに。

失敗したら・・・本人にどうすればよかったか
フィードバックし、時間をあけず挽回!



最後に・・・
子どもはみーんないい子でいたい。
できるようになりたい。
素晴らしい自分でいたい。
ほめられたい。

そう思っています。
できることなら望まれる姿を発揮したい。
その思いに例外はありません。
大人も叱るより褒める方が気持ちいいですよね。
悪いことをしたら、もちろん叱りましょう!
でも、同じくらい小さなところに目を向け、いっぱい、いっぱい褒めていきましょう。



終わり