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2010年 03月 02日 ( 1 )

先日、あるお母さんからこんな相談を受けた。

うちの子供最近、「俺には出来ないんだー!だめなんだー!!!
生きている価値がない。って言うんです。大丈夫なんでしょうか?」と。

彼は、小学2年生。
4月には、嫌なことがあると大声を出す、長い棒を振り回す。叩く。つばを吐く。嫌いなプリントは破る。
言う言葉は、くそババア、死ね!ぶっ殺してやるだった。

彼の指導のために母親にお願いしたのは褒めることだった。
毎日褒められないと言うので、いいことノートをつくり
褒める内容を私が書くことにした。
子どもが失敗したら挽回すればOKとしてやり直させて欲しいことも付け加えた。
そして、もうひとつ私がした事は、
ひとつひとつ気持ちを教え、言葉にする練習することだった。

怒ったとき
困ったとき
辛いとき
苦しいとき
嬉しいとき
助けて欲しいとき
挨拶の仕方
などなど。

数ヶ月でこんな変化をたどった。
叩く。破る→暴言→じたんだを踏む→舌打ち、目を細めておこる顔をする→イライラと言う→
そして・・・僕はだめなんだーといい始めた。


私は、母親に以下のようなことをお願いした。
彼はずっとこんな気持ちを抱えてきたこと。
言葉にしできない分、暴力しかなかったこと。
今は、成長のときで言葉に出来るようになったこと。
性格上、完ぺき主義で物事を否定的に捉えやすく、周りが褒めてやらないとやれないこと。
今後は、「今度はできる。次はがんばろう!って言ってくれると嬉しいな~。」
など肯定的な声かけをしてほしいこと。

母親はいった。
なぜ、先生が褒めてくださいと言われたのかわかりましたと。

挽回するといって何度も同じ過ちを繰り返す息子に、
挽回すれば何でもいいと思っているのかと問われた時期もあった。
私は、褒めるために挽回させてくれとお願いした。
不注意は簡単には直らない。時間がかかる。
それに簡単に直せるなら彼はここまで苦労していなかった。
挽回がなければ、褒められず怒られてますます、暴力がひどくなったことだろう。


この話をして1週間。
彼は、また変わりつつある。
学習中、間違いを教えようとするだけで怒っていたのに
にこっと笑い聞こうとする。

この世の中、ここまで行かないにしても思いを気持ちを
言葉に出来ず困っている人がたくさんいる。

言葉に出来ると感情のコントロールが出来るようになる。
子供の頃から伝える力もつけてやりたいと改めて思った。